先日、みとさんが他界しました。
危ない時期を何度も乗り越えて、最期の一週間くらい前には、目も耳も殆ど聞こえないはずなのに家中歩き回って驚かされていたけれど、そこから一気に弱り、そこからはあっという間でした。
おそらく二十歳くらいだったので、大往生です。
みとさんは、すごい生命力の強い子でした。
本当によく頑張ったなぁと思います。
不思議なことがありました。
その日、今日か明日にはもうダメかもと思いながらも、わたしは仕事で職場に行っていました。
ところが、会社のデスクに向かっていると、度々みとさんの匂いがするんです。
服についた匂いかな?と思って服を嗅ぐけど匂わず、匂いはすぐに消え、しばらくすると再びみとさんの匂いがして、服を嗅ぐけど匂わない。いったいどこから匂うんだろうか、と探してみてもわからず仕舞いでした。
その後、夜には匂いは消え、定時を過ぎ、早く帰ろうとしていた矢先に、見ていてくれた家族から、亡くなったと連絡をもらいました。
今思えば無理に出社しなくても良かったなぁと後悔もありますが、もしかしたら私の元へとみとさん自ら会いに来てくれたかも知れません。
猫は亡くなると虹の橋を渡るのだそうです。
いつかわたしも橋を渡って会いに行こうと思います。